2016年7月26日火曜日

ダイエットの大敵は睡眠不足

夏は、ほとんどの人が睡眠不足気味のようです。
寝苦しい夜が続いたり、夜遅くまでスマホやパソコンをさわっていると、慢性的な睡眠不足になりがちです。
睡眠時間が足りないと成長ホルモンの分泌が順調におこなわれず、肥満症状が現れます。


■近年増えている睡眠不足症候群について

睡眠不足症候群では、日中に慢性的なだるさや、疲労感、無気力感、集中力の低下、体の冷えや便秘、肥満など様々な症状に悩まされます。
これらの原因が睡眠不足だとほとんどの人が気づいていません。

睡眠不足が続くと基礎体温が下がり免疫力が低下するので、体調が悪くなるだけでなく、病気にかかりやすくなります。
睡眠障害が続くと、うつ病の引き金になってしまうこともあります。


■夏太りの原因は睡眠不足かも

睡眠をきちんと取ることのメリットは色々ありますが、ぐっすりと眠ると一晩で300kcalが消費されます。
眠れば眠るほどカロリーが消費されるわけではありませんが、良質な睡眠とダイエットは大いに関係があります。

睡眠不足の状態が続くと血液中にインスリンが残り、脂肪がつきやすくなります。

すると肥満になるだけでなく、糖尿病になる可能性もでてきます。
睡眠不足はダイエットの大敵どころか、糖尿病や高脂血症、高血圧などの生活習慣病の原因にもなってしまうのです。

睡眠不足が続くと、食欲をコントロールするホルモンの分泌異常がおこります。
睡眠不足は食欲を抑えるホルモンを減らし、食欲を増進させるホルモンを増やします。

普段と同じ生活をしているのに最近太ったと感じるなら、睡眠不足のせいかもしれません


■睡眠時間量より質

年齢によって必要な睡眠時間は違ってきますが、睡眠時間が7時間の人が健康で長生きできると言われています。
しかし、たとえ睡眠時間が短くても本人に熟睡した実感があり、すっきり目覚められれば、さほど睡眠時間にこだわる必要もないようです。

以前は午後10時から深夜2時までの間に成長ホルモンが分泌されるので、この時間に眠るのが理想的だとと言われていましたが、何時に寝ても眠りについてからの3時間に成長ホルモンが分泌されることが分かりました。
実際、夜の10時に眠ることなど、なにかと忙しい現代人にとっては無理な話なので、夜型人間にとっては朗報かもしれません。


■質の良い睡眠のために

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠が90分ごとの周期で交互にくり返されます。
レム睡眠とは、体は眠っているのに脳は活動している状態です。
ノンレム睡眠とは、深い眠りで体も脳も休んでおり、筋肉の修復や免疫機能、神経回路の調整がおこなわれます。

このリズムにそって眠ることで、自律神経が整い、代謝量もアップし、痩せやすい体になります。

また、90分ごとに眠りの周期が変わるので、90の倍数で目覚めると、心地よく目覚めることができます。
眠りについて4時間半、6時間、7時間半に起きれば、短時間の睡眠でも良質な睡眠がとれるので、目覚まし時計をその時間に設定しておくとよいでいょう。


睡眠不足になりがちな夏の間は、良質な睡眠をとれるよういつもより意識してみてはいかがでしょうか。



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